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みなみけ~おかわり~9杯目「そろそろ苦しい?マコちゃん」 | main | モノクロの世界#22
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モノクロの世界#23
12月24日─核発射まであと1日─

「勇君……」
「言うな、真帆。まだあきらめるな。」
2人は人類“最後の2人”になった。そしてなんとか生き残る方法を模索していた。
だが、見つからない。核発射をコントロールする機会は人類が“最後の1人”になるまで作動しない、止められない。
1日中探しても方法は分からない。ただ過ぎていく時間に勇は焦りを感じていた。
このままでは2人で殺し合うか、一緒に死んでしまうか……

PM8:00
「勇君、もう疲れたよ~」
「まだだ……まだあきらめるな……なんとしても─」
「……そんなことよりさ、」
「この2週間、いろいろあったよね。」
そう言うと真帆は立ち上がり、勇の隣に立った。
「まあ楽しかったわけじゃねーけどな。」
「でも退屈はしなかったよ。」
「不謹慎なこと言ってんじゃねーよ。」
真帆は拗ねた顔をして
「そんな意味じゃないのに……バーカ。」
「ん?なんか言ったか?」
「べ~つに~」
─なに拗ねてんだ?
「でも、本当にいろいろあったな。」
昔は人で賑わっていたのだろうビルの瓦礫の上に真帆は座った。あぁ、こんなにも地球は変わってしまったんだな、とあらためて思う。
「そーだよね~。覚えてる?ほら、ニュースでいろいろ言われた次の日のこと。あの時急に泣けてきちゃってさ─……」
その後しばらくの真帆との会話は本当に幸せだった。
このままこの時間が永遠に続いてほしい、そう思う。そう願う。
こんなのんきにしてる場合じゃない、と勇は思った。しかし、このままの時間を捨てることは出来なかった。
もし
もし今話すことを止めてしまったら
もう2度とこの時間が訪れることはない、そう感じたからだ。

「ねぇ」
突然真帆が立ち上がった。そして、目を閉じた。
勇も目を閉じる。
互いの唇が重なった。お互いの鼓動が聞こえるかのように感じる。
真帆は
微かに震えていた。
肩に涙の落ちる感触がした。
「─ん」
えっ……
口の中に何かが流れ込んできたかと思うと、次の瞬間から体が動かなくなり、意識が遠のいていった。
「これって……」
「体に害はないから安心して。」
そう言った真帆は笑顔ながらも涙が流れていた。
「─バーカ……」
しまっ……

目が覚めると、そこに真帆はいなかった。
結局、勇が真帆を殺す、という選択はできなかったように、真帆も同じような気
持ちだったようだ。
勇はあきらめなかった。最後まで2人で生きる道を探した。
真帆も諦めたわけではなかった。ただ、自分の愛する人に生きてほしかっただけ。
そして、真帆は自らの命を……

12月25日─核発射の日─
勇は人類“最後の1人”になった。
核発射まで残り1時間。勇はまだ核の発射を停止させていなかった。
なんでみんなこんな寂しくなってまで生き残ろうとしたんだ……

AM11:59分─核発射まであと1分─

『あと1分で核ミサイルが発射されます。』
─もういいや……死ねばいいんだ……死ねば楽になれるんだ……どうせ1人だけだし……こんな世界で生きても……どうせ……どうせ……
『核ミサイル発射のカウントダウンを開始します─……』
─ちょうどいいや……もう……このまま……真帆……

『─……5、4、3、2、1……─』
……フー、フー、フー……
─俺は結局意気地無しだな……
勇はボタンを押していた。核発射を止めるそのボタンを。

最後に残ったものに与えられるもの、それはみなが望んだ生とはほど遠く、孤独、絶望、失望……負の感情ばかりだった。
死にも勝る苦痛、しかし自ら死を選ぶ勇気もない。ただただ空っぽな毎日が待っ
ている。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
悲痛な叫びが何もない空間を児玉する……


一応こんな感じで完結です。
最後ってことで一気に更新しちゃいました。
今までこんな小説におつき合いいただいてありがとうございます。
以前どこかにも書いた気がしますが、Good endは一番嫌いですが、Ba
d endほど嫌いなものはない、そんなよく分からない私ですが、今回の小説
はBad endですかね。
いっそのこと真帆とのやりとりで終わってしまうのもよかったかな、と思ってま
す。オチもベタだった気がしますし。
では、応援して下さった方々(いたらですが)ありがとうございましたm(_ _)m

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テーマ:自作連載小説 - ジャンル:小説・文学

| モノクロの世界(自作小説)(完結済み) | 12:00 | トラックバック:0 | コメント:1
コメント
なんというBad endッ!
どこで選択肢間違えたかなぁw
てか思ったんですが、人間が一人残っても結局は種の終焉ですよね?
てことは、勇はなにも待ってない一生を過ごさなければならないんですよね?
う~ん無理です私には…

これがこの作品の結末なのでしょうし、受け止めたいと思います
ファンディスクでは救われる結末を、是非にw
長い間お疲れさまでした!

GoodEndもBadEnd嫌いならなにが好きなんですか?
つまりDeadEndですかねw


それとたくさんのコメントどもです!
お返事遅れて申し訳ないです;
ではお返事の方を

ヘッドハンティングしてるのかはわかりませんが、ガレキで人気がでた作品はのちに企業から製品化されたりしてますね
そのままプロになってるのかまでは、私にはわかりませんが

白石は扱いが酷い方がキャラが栄えるでしょうw
髪ははミク意識もあるでしょうし、最近流行の2Pカラーとかじゃないですか?

記事から察するに、intellctualさんって型月作品プレイしたことないんですか?
ちなみにあれは凛であってますよ
画像が汚いからわかりづらいでしたね、すみません;

そうですね、ハルカです
よくそのお年で、エロゲ声優の名前までわかりますねw
末恐ろしいwww

うたわれは作品面白いんですが、なにが面白かったってラジオが面白かったんですよw
伝説のラジオ番組ですから
ゲーム自体もシュミレーション初心者から上級者まで楽しめると思います(DVD版のみ)
まぁ5,6年前の作品ですしあまり高水準求められても困りますが…

最近は時間があれば体験版はするようにしてますね
本当ならG線も製品版までとっておきたいんですが、燃料投下しないと…ねw

特に作品に思い入れが無いのであれば、様子見した方が良いと思います
ここ最近の業界の流れは異常ですから…


長文失礼しました
他の記事へのコメントはあらためてさせていただきますね
ちょっと眠いのですよw
ではではノシ
2008.03.07 Fri 03:35 | URL | かるふぁ  [ 編集 ]
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