12月22日─核発射まであと3日─
「臭っ……」
昨日積もった雪も昼になると溶けていた。
そのため死体が露わになり、その臭いが鼻をつく。
それらの死体1つ1つにまだ表情が残っていることに悲しみを覚える。中には見覚えのある顔もいくらかあった。裕樹は今どうしているのだろうか……
突然、電子音が鳴り響いた。
『核発射まで、あと、3日間、になりました。ここで、途中経過を発表します。あと、生き残っている人数は、6人、です。』
この“6人”という数字に、勇は複雑な感情を抱いた。あと数人殺せば生き残ることができる。しかし、この世界にはあと6つの命しか残っていないということでもある……
電子音はまだ続いた。
『その所在地は、アメリカ、0名。ヨーロッパ、0名……─』
0という数字は絶望の現れだろう。
この世界に生きることを苦に思った人間たちが自らの命を絶ったためであろう─そこまで考えた後に気づいた。どこも0の数字が並んでいる……
─ひょとして……
『─日本、6名。以上が生き残っている人間の数です。』
驚愕である。
たった6人の命、それらが全てこの日本にある。
いよいよ本格的に最後の戦いが始まる。勇は直感的にそう思った。
補足説明ですが、たしか1つの大陸のはずなのに、アメリカとかヨーロッパってなんだ、と思った方がいるかもしれないので。
ここに登場するアメリカやヨーロッパなどは地域を特定するためのワードです。
大陸が1つになったとはいえ、各国が自国の領土を持っているわけですから、呼び名もそのままだった、という感じの裏設定です。
それと、1つ質問なんですが、私、小説書くの遅いでしょうか?
なんか、あんまり細かく分けて書くと読みにくい、という意見がございまして、ただあくまでおまけみたいなものですし、結構更新のペースも適当ですが、まぁ卒業式にピッタリ合わせたい、っていうのもありますので、どうしようかな、と。
なにか意見がございましたら言って下さい。
「臭っ……」
昨日積もった雪も昼になると溶けていた。
そのため死体が露わになり、その臭いが鼻をつく。
それらの死体1つ1つにまだ表情が残っていることに悲しみを覚える。中には見覚えのある顔もいくらかあった。裕樹は今どうしているのだろうか……
突然、電子音が鳴り響いた。
『核発射まで、あと、3日間、になりました。ここで、途中経過を発表します。あと、生き残っている人数は、6人、です。』
この“6人”という数字に、勇は複雑な感情を抱いた。あと数人殺せば生き残ることができる。しかし、この世界にはあと6つの命しか残っていないということでもある……
電子音はまだ続いた。
『その所在地は、アメリカ、0名。ヨーロッパ、0名……─』
0という数字は絶望の現れだろう。
この世界に生きることを苦に思った人間たちが自らの命を絶ったためであろう─そこまで考えた後に気づいた。どこも0の数字が並んでいる……
─ひょとして……
『─日本、6名。以上が生き残っている人間の数です。』
驚愕である。
たった6人の命、それらが全てこの日本にある。
いよいよ本格的に最後の戦いが始まる。勇は直感的にそう思った。
補足説明ですが、たしか1つの大陸のはずなのに、アメリカとかヨーロッパってなんだ、と思った方がいるかもしれないので。
ここに登場するアメリカやヨーロッパなどは地域を特定するためのワードです。
大陸が1つになったとはいえ、各国が自国の領土を持っているわけですから、呼び名もそのままだった、という感じの裏設定です。
それと、1つ質問なんですが、私、小説書くの遅いでしょうか?
なんか、あんまり細かく分けて書くと読みにくい、という意見がございまして、ただあくまでおまけみたいなものですし、結構更新のペースも適当ですが、まぁ卒業式にピッタリ合わせたい、っていうのもありますので、どうしようかな、と。
なにか意見がございましたら言って下さい。
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